コンテンツへスキップ

前回は学生向けに記事を書きましたが、今回は社会人の方に向けた記事を書きます。
社会人向けの記事ですが、現在学生でも一度日本の会社で日本的ビジネスを経験してから、東南アジアで就職したいと思っている人にも読める記事にしております。

社会人向けの記事も今すべきこととして3つあげたいと思います。

①将来のキャリアとワークライフバランスを考える
東南アジアで働きたいと思ったその時から海外転職は始まっています。漠然と考えているだけでは何も進みません。まず大事なのは現在のキャリアと将来のキャリアプランを今後の人生の目標などを頭に入れて考えてください。そして、それらを達成するためのワークライフバランス(働き方)を考えてみてください。
具体的には「どんな仕事をしたいか」「5年後はどのような役職についていたいか」「10年後はどういった生活をしたいか」などです。別に現地で恋人を作って結婚するなんていうのもありです。なんでも良いので将来のことを考えてください。そうすると、東南アジアで働く時、面接の時などで自らをアピール出来るポイントが増えるので転職を有利に進めることが出来ます。

②専門技術を磨く
東南アジアは皆様が認識されている通り発展途上です。そのため、国は専門的な技術を欲しています。専門的な技術を持っていれば就職するための許可がおりやすいです。営業職や人事・経理・総務であっても社内で実績を残せるように頑張ってください。その分野でエキスパートになれば東南アジア就職で有利に働きます。これらの実績は数値化出来るものであればあるほど良いです。

③情報に敏感になる
東南アジアだけでなく海外就職は情報を得ることがとても重要です。海外掲示板だけでなく海外求人情報にアンテナを張りめぐらせることで自分にあった仕事、自分のしたい仕事を見つけやすくなります。情報収集の感度を高めることが非常に重要です。ただ情報収集の感度が鈍くてもチャンスはあります。それらの情報を代わりに集めてくれる人を探せば良いのです。具体的に言いますと、人材紹介会社や転職エージェントを利用することです。日本で有名な会社を幾つか思い浮かべた人が多いと思いますが、はっきり言って東南アジアでは無名と言っても過言ではありません。(一応、会社はあるにはありますが)
東南アジアに特化した人材紹介会社や、国が決まっている場合はその国にある人材紹介会社を利用すると良いでしょう。

現在、学生で将来的に東南アジアで就職したいと考えている人が学生のうちにしておかないといけないことを3つ教えます。東南アジアでの就職において社会経験が少ない場合は経験のある社会人などと比べると就職機会が少ないでしょう。理由としては、東南アジアだけでなく海外現地にある企業の多くは、現地スタッフ以外に教えられる人材やシステムがないことが多くあります。そのため、少しでも就職機会を獲得するために必要なものを伝授いたします。

①学生アルバイトや学生インターンシップを行い社会経験を積む
日本で就職する時は学業だけでなくサークル活動について聞かれることが一般的だと思います。その傾向も海外にある日系企業でも同じなのですが、人材教育システムがない企業が多いため職歴も同じくらいかそれ以上に重要な項目として捉えられます。即戦力になれるような経験を積んでいれば就職機会を多く手に入れられます。
出来れば、就職したいと考えている業種と同じ業種での経験が良いです。

②「日本人」と言うブランドを意識する
東南アジアにおける日系企業が経験の少ない日本人を雇う場合、必要としているのは「日本人」と言う役割と若さです。日本人の考え方や価値観、働き方などに期待されており、それらについて裏切らないようにすると「日本人」と言うブランドが大きな武器となり、もし東南アジアから離れても海外ならどこでも働けます。
そのためには学生のうちから、日本人のビジネススタイルやマナーなどを勉強しておく必要があります。

③多くの海外経験を積むこと
海外経験とは、留学やワーキングホリデー、海外インターンシップが主な例ですが、1週間以上の旅行経験も評価されることがあります。これらは数日だけの旅行では得られない現地での生活や慣習を学ぶことが出来、より広い見地が得られるためです。あとは海外生活に慣れている人は、1年とか2年で仕事を辞めるようなことはしないだろうって考えられることも理由です。
もし働きたい国が決まっている場合は、旅行でも良いので学生のうちに思い切って1週間や2週間出かけてみてください。

以上、簡単ではありましたが「東南アジアで就職したい人が学生のうちにしておくこと」でした。

東南アジアで転職する際に知っておくべき情報があります。

転職する際に知っておくべき情報の中には、得るために難しい情報がいくつかあります。それらの知識や情報を得るために良い方法がありますので説明したいと思います。その前に確認しておきたいことがあります。それは、もう転職したい職種や業種は決まっていますか?決まっていれば転職エージェントに登録してください。

転職エージェントに東南アジアの働きたい国名を告げて、その国について聞いてください。そうしたら、必ず情報を提供してくれます。求人情報以外の情報を教えてくれるようなスタッフがいれば、そこの会社は現地に会社があるのがわかり、その担当者が現地生活に精通していることがわかります。
そうすれば、今後の情報源として大いに役に立つでしょう。

また生活情報だけでなく就職に必要なことも嫌な顔をせずに教えてくれると思います。

情報として得るために難しいこととして、履歴書などの書類作成テクニックが上げられるのですが、これについても教えてくれることでしょう。

プトラジャヤ・ナジブ・ラザク首相は国内の経済成長を維持するため、政府は大卒者に対し雇用機会を提供することを約束したと発言しました。

また、同首相によりますと、国公立や私立の大学・技術専門学校から毎年約30万人の学生が卒業し、皆、能力に合う仕事に就くことを熱望しているとのことです。

「政府として、経済発展・国内総生産(GDP)の上昇が責務であり、達成すれば求人募集の増加に繋がります。我々は求人増加の無い経済成長は望んでいません。」

「毎年卒業する30万人の学生に仕事を与えるのは簡単なことではありませんが、政府が若者世代のために最善を尽くすことは決定事項です。」

「私は国内経済を発展し、人々へもっと雇用機会を与えることができると考えています。」と同首相は今晩行われたセルペルダナでの早朝セレモニーで発言しました。

そのセレモニーに国公立及び私立の大学・技術専門学校・留学生OB・OG・非政府組織(NGOs)・ユース団体から1,200人の学生が出席していました。。

また、首相夫人ロスマ・マンソール氏、高等教育大臣のイドリス・ジュソ氏、内閣事務次官のラザリ・イブラヒム氏も同席していました。

ナジブ首相曰く、政府は2010年以降国家の条約改正によって多くの雇用機会が提供されるようになり、マレーシア人向けに220万もの求人が増加されました。

またそんな中、ナジブ首相は、政府は国内のすべての学生向けに低料金で高い質の教育を継続して提供することを取り決めたと発言しています。

「国公立大学だけは、独立後も学費の値上げをしておらず、また、学生への経済援助も提供されている状況です。」と同首相は述べました。

ナジブ首相は、より多くのASEANや中東諸国からの留学生にアピールすることで、マレーシアが地域のより高い質の教育を行う中枢地となるよう願っていると発言しました。

首相として、ナジブ首相とロスマ夫人は約80名のペルマタ(宝石)のように輝かしい学生に寄付をしました。

東南アジアでの失業者数はこの10年低い数値で推移していますが、それにはこれらの業界が影響しています。

様々な見方によって、求人市場はバブルに近いくらいの良い状況にあります。失業率はわずか4.4パーセントでこの10年ですと、もっとも低い数値です。

全て不況からの顕著な回復を反映しています。企業が900万件近くのリストラを実行し、失業率が10パーセントに上っていた頃がありましたが、この時四半世紀で初めて2ケタの数値に到達しました。

現在、求人市場は健全な状態であるか、それに近い状態です。どの業種が特に好調なのでしょうか。東南アジアで人材紹介会社をされているキャリアリンクアジア株式会社の調べによると12ヵ月間で最速で求人募集件数が伸びた5つの業界を紹介します。

<参考サイト紹介>
キャリアリンク アジア株式会社
https://kyujin.careerlink.asia/

ソフトウェア及び情報科学技術者
オンラインビジネスが増える中、企業の規模や業種に関わらずウェブデザイナー・アプリ開発者・データ分析の業務が必要となります。それらの求人件数の上昇により、ソフトウェア・IT関連業務の報酬は急に高くなりました。しかし、そのような職種に就くためには工業系の大学を卒業する必要はありません。多くの企業は6か月間のコーディングやブートキャンプを受講した人を対象に雇用しているからです。

契約社員
これには良い面と悪い面があります。契約社員の求人が顕著に増加していることは企業が顧客の需要と労働者のニーズを満たしている証拠だと言えます。もしも需要増加が続くようであれば、考えられるのは、企業は多くの正社員を雇うこととなるでしょう。しかし悪い面としては、顧客の需要を認識しながらも、人材のレベルは維持したまま人件費を抑えるために、企業が低い賃金の契約社員を増やす傾向があるということです。

建設業
住宅建築業界の景気上向きと、多くの人が家の新築や改築をしたことで、建設業の求人需要が急上昇しています。これにはコンクリ—トや木材の柱を扱う業者と同様、配管工業・電気工業・塗装業の職種も含まれます。

ヘルスケア関連
この業種は最も信頼できる業種に分類されます。医師・看護師・歯医者は賃金も高いです。しかし、全ての職種がそうではありません。在宅介護の分野の求人募集が最速で増えていますが、その職種の賃金は時給にすると高くありません。。

教育関連
ヘルスケア関連以外の信頼度が高い業種として、教育関連が挙げられます。教育関連というのは教師・学校経営者から送迎バスドライバー・食堂勤務者に至るまでのすべての業務が挙げられます。それには塾講師や私立の学校・大学も含みます。

東南アジアに関わって生活していると、各国の就職事情なんかが気になってくるところです。

先日、ベトナムのハノイに行った時には縁があってベトナム国家大学に通う学生7名と食事会をするチャンスを得ることができましたので、過酷なスケジュールながら時間を作ってお話を聞いてきました。もちろん食事代は全て私のおごりです。

はじめに、ベトナムは「東南アジアの宝石箱」とも言われるほどにバラエティな魅力に富んだ国です。市内には古き好き街並みがあり、それらが少しづつ姿を変えて行っています。訪れるたびに変わるので毎回楽しみで仕方ありません。また経済的に見てコストパフォーマンスの魅力から外資系企業の参入も非常に多いのが特長で日系企業も含めて年々増えております。

就職事情と言いますと、日本でいうところの新卒就職というのは珍しいです。ほとんどの方が大学在学中は勉学に励み、卒業してから就職活動を行います。ただベトナムの学生は、日本と違ってアルバイトをしないです。そのため、就職してから社会経験などを学んでいくという流れになります。そのため、最近ではインターンシップ経験者などが就職で有利に働くと言われ始めており、いきなり就職活動をするよりも先に、インターンシップを経験するという人が増え始めてきました。

ベトナムには多くの外資系企業があり、その数は9000社にも及ぶとされています。また外資系企業はローカル企業と比べて給料が高いことが多いため、学生時代に語学力を身につける人が多いです。特に英語を使える企業が多いため、習得したい外国語ランキングでは常に1位となっています。

東南アジアは女性の社会進出が顕著です。ベトナムも例外ではありません。就労者人口の割合では男女比はほぼ半分ですが、ハノイやホーチミンにいくと女性の比率が高いように思えます。そのためベトナムの経済発展は女性が支えていると言っても過言ではありません。

女性の社会進出が顕著な理由として日本のように残業をすることはありません。サービス残業なんてのは有りえないそうです。仕事が定時に始まり、定時に終わることや、産休や育児休暇、またその手当や勤務時間の恩恵など、先進国に負けないくらい女性労働者のための法律がしっかりとしていることも女性の社会進出を後押ししていると思います。

ベトナムで転職することは決して「悪」ではありません。日本ですと、転職をすることに対して、良いイメージが有りませんが、ベトナムではそういったことがありません。3年〜5年で転職を繰り返すそうです。主な理由は、給料に起因しているようです。

1万人のベトナムの若者が外国の大学で学ぶことを希望して、毎年海外に向けて出発しています。常にアメリカには3万人以上のベトナム人留学生がおり、オーストラリアではさらに多くいます。イギリス、またシンガポールなどの他のASEAN諸国もまたベトナムの学生にとって人気の国です。

国際的な教育を受けたベトナム人の、この世代による影響は、国内の労働市場にも、またその学生自身にも非常に大きな影響力を持っています。かつて海外駐在の従業員によって埋められた多国籍企業のポジションですが、今では国際教育を受けているか、バイリンガルである現地人材によってわずかなコストで人事配置をすることが多くなりました。

その教育が確かにチャンスのきっかけになる一方で、試練もついて回ります。考え方の違いを体験することで、それが帰国の際のフラストレーションを引き起こす原因になりえます。また、それは国際教育が多くの進歩をもたらす一方で、孤立することにもなりかねないということです。

この種の出来事によって、国際同窓生による職業ネットワーク(IAJN)の結成がなされました。これは最近公式にベトナムで開始され、今やアジア15か国で活動をしています。オーストラリア人のShane Dillon氏とKate Harden氏が共同して創業していますが、世界の同窓生のネットワークのアイデアはフ—コック島のリゾート地での偶然の出会いがきっかけです。
Dillon氏は保険業界で働いており、リゾート地にいた海外留学から戻った若い卒業生に偶然出会いました。しかしその学生は困った様子で自分の受けた教育が仕事に反映できないと考えていました。

「それはスタート地点だと私は考えます。『このような学生のためにどうすればソーシャルグループや経営者グループをつくることが可能となるのか』」と彼は述べます。「その学生たちは良い仕事へのコネクションが欲しく、互いに繋がりをもとうとします。彼らはそれまでに前例のない第3の文化のようなものになったからです。」

IAJNの会員は1日に200名の新規登録がなされ、数か月後には約8,000名にまで自然と増えていました。当組織は年末までに100,000名の会員数を目指しています。

IAJNの日々の運営を担当しているHarden氏はこう述べました。しっかりとしたコンセプトは、多くの会員が国際教養を身に着けている現地スタッフを求める企業で働いているという事実によって支持されています。

「我々は一般的なコミュニティーにおいて多くの噂話が聞こえると気づいていると思いますが、『私たちの会員』は我々を人事部長に紹介したり、会員自体が人事部長であったり、企業の経営者であったりします。」と彼女は述べました。「実に興味深い相乗作用で、雇用の為の、この教育サイクルによって得られます。」

企業の中には、マイクロソフト・Zalora・プルデンシャルのような才能が集まったIAJNの人材プールを利用している企業もあります。企業は欠員情報をネットワークサイト上に投稿し、プレミアムサービスに登録している企業は応募者とのマッチングサービスを利用できます。同窓生で集まるための社会的イベントを始める計画もあります。彼らが同じような境遇で企業と繋がることが可能となったのです。

5.どんな職場環境でも良い面と悪い面があります。問題があれば、自分でそれを作っているのです。
この記事の4項目を言い換えるならば、「完璧な」職場環境はないということです。新世紀時代にとって最高の職場環境でさえも、彼らにとっては試練の多い環境です。あなたの本当の価値はあなたが何をもたらすかによるのです。

あなたが給料をもらっているからといって、もらうばかりでいるということではありません。その職場には史上最悪な上司がいるかもしれないし、楽しくない業務をしなければならないかもしれないし、したくもない残業をしないといけないかもしれないです。しかし、結局のところ、あなたが学んだことは自分自身の考え方による結果なのです。あなたはそれを罰としてとらえることもできますし、チャンスだととらえることもできます。あなたはそれに対して落ち込むこともできますし、成長のための試練だととらえることもできます。

私の祖母がかつて言っていました。「あなたは全ての人から学ぶことができるのよ。」と。

その機会を見つけることが出来るかはあなた次第です。

(追記:明らかに職場環境が不健全である場合、そこに留まらないでください。新しい職場に異動したり新しい仕事を見つけることです。しかし、その過程でそのことを失敗だと思わないでください。精神的に完全に無理があったということです。どんなに些細なことでもいいので、自分が対応できることを探しつづけてください。)

6.長期的に成功するためには自分が知らないことを知ることです。
とても沢山の若者がレベルアップのために職を転々としようとしています。彼らは9ヶ月間働いて、また別の仕事に就くだめに退職します。さらに高い給料を得て履歴書に載せるためのスキルを高めるためです。このやり方は彼らが快適な船旅にあたるまで1~2年ごとに繰り返され、給料をもらって職場周りをしているのです。

それがあなたにとって成功を意味するのであれば、ぜひやってみてください、しかしそれは私にとっては成功とは思えません。

もしも自分のやり方で本当に成功し良い結果を得たいのであれば、自分が知らないことを学ぶための業務内容を見ることから始めなければなりません。「間違った」傾向にある人は知ってか知らずか無自覚に行っています。彼らは恥ずかしげもなく無知をさらしているのです。

あなたの知らないことを知っていることは長く働けるということにつながります。また、あなたのスキルを磨くことで試練を乗り越えてあなたの存在意義を示すこととなります。

7.あなたの給料は空からは降ってきません。
世界でもっともつまらないのないことの一つには、10人以下の零細企業でで働くことがあります。あなたの仕事の影響力は全て会社で真に見ることが出来ます。

ですから、労働力に含まれる多くの人々は給料・休暇日数・彼らが働けない時の早引きが保証されているかを念頭に置きます。彼らは大卒者であれば、当たり前にそれらの特権を受ける権利があると考えます。

零細企業で働くと、あなたは自分の仕事は誰かが一生懸命に働いてあなたのお皿に食べ物をのせてくれた結果であると気が付きます。彼らは自分で生きていくため、自分の勤める会社が生き残るため、また最も大事なこととして給料をもらうために毎日就職活動をしています。

いつもあなたが働かないで(または仕事について気にかけないで)、ただ給料をもらうことができると想定することは誤った考え方です。事実、それは権利がある人だけです。どうしてそうなるかというと、別の議論となりますが、一方であなたの仕事は保証されていないといことを認識する必要があります。誰かのポケットからお金をとっているということです。それは空から降ってきません。

8.あなたは誰のものでもありません。
あなたは夢をかなえたいですか?人は自分のことはしたいと思いますが、午前9時~午後5時までの仕事というわけではなく、自分のための仕事で、ノートパソコン一つで世界を旅して自分のことだけする人生を過ごしたいと思っています。

ほとんどの人は本当にそれを実現できるとは思っていませんが、そんな話をするのは好きなはずです。

人生で、誰もあなたの仕事に責任を持ちません。誰もあなたのクライアントへの責任を持ちません。誰もあなたの給料に責任を持ちません。それら全てあなた自身の責任です。

期待したり、だれもがそれを受ける権利があるように、「夢」について話すことは正しいことではありません。正直に言えば、そのために大変な犠牲を払う人からすると恥ずかしいことです。ですから、最高の仕事に就きたいと言うくらいならその類の仕事(または「夢の生活」)に向けて一歩踏み出してください。

9.あなたが頑張れることを補ってくれる仕事を見つけてください。
日々の仕事と自分の夢を分けて考えたり、または単発のアルバイトをすることで、人の夢は夢のまま終わるものです。

早速ですが、あなたは新世代の若者で、仕事を探していますか?

単なる職探しではなく、分野を絞って仕事を探している場合、満足できる何かを求めます。幸せな気分になったり、良い報酬が得られたり、そのほとんどに明るく約束された未来への明確な道筋のようなものを見出すことができるはずです。

私は悪い出来事を伝えたいわけではありません。仕事にほとんどの時間を費やし、場所に合わせた振る舞いをすることは経営者が約束したことではありません。

しかしながら、自分の人生を築くためにまず理解する必要があることをここにあげました。(長いので2回にわけます)

1.我慢していることに対しての代償を手に入れること
別の言い方をすると、「交渉の結果を受け入れること」です。
実に多くの新世代の若者が次の2つのうちのどちらかについて、十分に利益を得ることができてないと不満に思っています。昇給・雇用期間についての質問や、昇給を保証することやスキルを身に着けるために疲れ果てていることを理解してもらうための時間をとっていないことです。

実のところ、経営者は最低可能賃金で最高の成果を得たいと考えています。これは経済の基本的な考え方です。そのため、ある日会社に行ったら、給料が上がっていたなんていうことはあり得ません。もしも昇給を希望するなら、それを申し出るか、昇給せざるをえないくらいの価値のある従業員になることです。

2.求人に応募する際、履歴書に意味はありません。
履歴書が保管される場所としてもっとも多いのはどこか知りたいですか。それは誰もチェックしないEメールアカウントに溜まっています。
ほとんどの求人募集は知人・組織交流・個人的な推薦によって埋まります。これが人生というものです。人は顔見知りの人と働きたいと思うものです。自社のマーケティングを運営させるためにクライアントがどの企業を選択するのか、また経営者が誰を雇用するかを決定する上での考え方です。

良い職に就きたければ、履歴書を準備してください。ただし自分が交流のあるネットワークや知り合いに届くことに時間をかけてください。自己紹介の機会を申し出てください。希望の会社でコーヒーミーティングをセッティングして、社員の方を知る機会を作ってください。そういったものが無ければ人材紹介会社を利用してください。
さらに先を行くのです。そうでないと誰もあなたに注目することはありません。

3.オンライン上のあなたに関する情報は思っているよりも重要です。
私はいまだに大衆がこのことを理解するまでにどのくらいの時間がかかるのか疑問に思います。
就職面接を受ける際、履歴書にあるあなたの名前をグーグル検索されていると考えるほうが良いでしょう。それで何を確認するのでしょうか。オンライン上にあなたの情報がなかったり、Twitterのプロフィールがなにも更新されていなかったり、またLinkedInに何も書かれていないまたは無視されていたなら、あなたは内定をもらえないでしょう。

その一方で、誰かがあなたの名前をグーグル検索して大変印象深いオンライン上の人格が見られれば、あなたの評価(検索した人にとって)はうなぎ登りになるでしょう。「わぁ、あなたはInstagramで20,000人のフォロワーがいるのですね?」「わぁ、あなたはQuoraのトップライターなのですね?」私たちはこのようなことが「どうでもよい」と考えがちなのと同様に、彼らもそうです。人はインターネット上のあなた以外の情報を元に実際の判断を行うからです。

自分の人格をブランド化することは価値があります。とても重要な評価が得られます。

(補足:これだけは覚えていてください。ソーシャルメディアはゲームです。そして効果的にゲームを行う方法を学ぶことは大事ですが、それはあなた自身の価値の本質でないことは当然です。)

4.教えて欲しければ、学ぶことにオープンでなければなりません。
新世紀時代の若者は我慢強くないこと、レッテルを張られること、他全てにおいて不名誉な評価を受けています。しかし、実はこの傾向は管理不足や指導不足である環境がもたらした結果であることがほとんどです。そして、新世紀時代の若者は、年上世代がされてきた「頭を下げてとにかくやれ」という思考と同じことをただやろうとしているだけなのです。

しかし、(よく読んでくださいね)新世紀時代は教えて欲しければ、教えられやすい存在になることです。学びたければ、自分をさらけ出して喜んでそれを受けることです。自分の経験値以上のこと(企業で誰も手を付けようとしない問題)をやりたければ、善良な人に会うようにすることです。それは一方通行の人間関係ではなく、双方が歩み寄る人間関係です。

 

過去にあったフィリピン国内の就職についての良い面と悪い面を見てみましょう。

良い面は、失業率が5パーセントを割り込み、4.7パーセントになりました。これは私が知っている中でも最も低い数値を記録しました。これにより、フィリピンの失業者は前年の237万人から204万人に減少しました。332,000人が職に就いたことで失業者が少なくなったのです。さらに顕著な改善を見せたのは、労働力率が高くなったことや就職しておらず休職中の労働年齢(15歳以上)の比率の高さによるものです。154万人の労働者によって労働力が増加傾向にありますが、10年以上もの間続いた「失業者の増加傾向」の歴史に希望の光がともりました。

では悪い面とは何でしょうか。失業者の大多数(78%)は15歳~34歳の若年層です。実際、その半数は24歳以下が占めています。3人に1人(34%)よりも多い数の若者が大学に通っていたことがあり、5人に1人(20.5%)は大卒者です。つまり、国内の失業問題は実際のところ若者の失業問題のことなのです。求人数以上の潜在的労働者が多くいるためです。最近若い世代の人口が相対的に安定しているため、良い傾向ではありません。世界の多くが直面している高齢化社会がやってくる30年先は特に注意が必要です。

せめてもの救いは若者の失業問題はフィリピンだけの問題ではないということです。国際労働機関(ILO)は世界の雇用及び社会の見通し(2016年)の中で、何年も改善を試みるものの、世界的な若者世代の失業状態は悪化していると述べています。ILOは若者世代の失業者数を2016年に7,100万人にし、また2017年もこのレベルを維持すると計画しています。この状況は特に新興国の経済市場で発生しており、若者の失業率は2015年の13.3%から2017年には13.7%に悪化しています。東南アジア及び太平洋地域では、若者の失業率は2015年の12.4%から2017年には13.6%に今後も変わらず上がり続けるとILOは見込んでいます。このことは、2017年までにこの地域で100万人中半数を超える若者が失業状態に陥ることを意味します。

これらの傾向をもしも食い止めることができなければ、若者はより良い教育や就労機会を求めて海外へ移住する引き金となるでしょう。ILOのデータを引き合いにしますと、2015年に5,100万人が海外移住をしましたが、その年齢は15歳~29歳であり、その半数が先進国へ移住しました。同年、その年齢層の世界的な若者人口のうちの20%が他国への永住に意欲的な姿勢を見せていました。彼らが直面する問題として、移住先として好まれる先進国ですが、最近では移住者に冷たい対応をする傾向にあります。例えば、アメリカは反移民の立場である新大統領が選挙で選ばれました。

しかしながら、希望もあります。より多くの若者世代は仲間とともに新たに事業を生み出す傾向にあり、問題解決につながると考えられます。新技術によってこれらの創造的で革新的な新事業は早い速度で進化しています。また農業や交通のような従来からある事業も同じです。彼らは創造的で革新的な製品・サービスを追い求め、これを可能にするのは情報・コミュニケーション技術の時代の到来です。インフラの改善や正しい戦略によって可能となるビジネス環境がこれら全てを促す役割をします。

これを念頭に置いて、フィリピンは、今年の東南アジア諸国連合のホスト及び議長国として、若者の起業精神や重要な経済テーマのイノベーションの後押しをしています。最後にまとめますと、ASEANでは若者の失業率が問題となっています。フィリピンは失業者数の改善で一歩リードしているものの、将来を見据えて、相対的に若者世代の雇用数が改善状態を維持するよう確証しなければなりません。